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神智学への質問






神智学によく寄せられる質問


問1、「神智学とは何ですか」


問2、「神智学協会とは何ですか?」


問3、「この智慧の教えはどういうことを教えているのですか。」


問4、「こうした教えを行っていくのは抽象的なことですね。そうしたことが日常生活においてどのような意味を持つのでしょうか。」


問5、「神智学徒はどういう特定の教えを信じているのですか。」


問6、「神智学徒はどういうことを実践しているのですか?」


問7、「神智学協会の集いでは、神智学徒はどういうことを行うのですか。」


問8、「神智学徒は教会と宗教をどのように見ますか?」


問9、「現在における神智学のメッセージはどういうものですか。」










問 「神智学とは何ですか」


その質問に答えるために、現代の神智学と、古代から永遠の神智学を区別する必要があります。「智慧の教え」および「不朽の哲学」のような多くの名前で呼ばれた永遠の神智学は、歴史のすべての時代にすべての世界の国々で、人間の文化において見出された教えです。神智学は、多くの哲学と文化の内的、神秘的側面です。
現代の神智学とは、神智協会を通して伝えられているこの智慧の教えの現代的な表現です。







問 「神智学協会とは何ですか?


神智学協会は、宇宙の性質と宇宙における人間の位置を研究すること、他の文化についての理解を促進すること、すべての人間の間の普遍的同胞団となることを目的として、1875年にニューヨークにおいて設立された組織です。

今日、神智学協会はインドに国際本部を置き、約70ヶ国に支部を置いています。






問 「この神智学という智慧の教えはどのようなことを教えるのですか。」


神智学の基礎的な考えは以下の3つです。

1、すべての存在の根本的に統一性。その結果、物質と精神、人間と神、私とあなたといった相反するもののすべての組み合わせは、すべてものの元にある絶対神の一時的かつ相対的な部分です。

2、 絶対的な根源から周期的に宇宙を生み出す普遍的な法則の規則性、および規則正しい普遍的な法則が、周期的にそうした存在の絶対的な根源から宇宙を生み出しているということ。

3、生命の周期を通して、根源的統一への理解を常に拡大しようとして発達している意識の進歩。







問「こうした教えは抽象的ですね。そうした抽象的な教えを行なうことが日常生活においてどのような意味を持つのでしょうか。」



こうした抽象的な考えは、いくつかの非常に特別な意味とまた実際に行なう上での意味を持っています。

以下のような意味があります。

私たちが住んでいる世界は、基本的にはよい場所であり、賢明に使用され、富みが蓄積され、尊敬され 人生において楽しむ場所です。 私たちは、世界を見捨てることによってでなく、自然と協調することにより自然を保存し、完成させていくことにより、人間として発展していきます。そして 環境を尊重して、生態学にも責任を負っていきます。

あなたと私とは、同じ生命の異なる表現です。したがって、私たちのどちらかの身にふりかかるものすべてことは、私たち両方の身にふりかかることでもあるので、私たちの幸せはつながっているのです。 あなたの隣人を助けて、そうするためにあなた自身が努力してください。 不調和と悪は、無知と自己本位の結果です。 あなたの言葉と同様にあなたの生活によって他の人を教えるために、調和と善の中で暮らしてください。





問「神智学徒はどういう特定の教えを信じているのですか。」


神智学協会には、独断的な教義はありません。そして神智学徒は、どんな信仰や他人の言葉を受け入れるよう強制されることはありませんが、それらの考えが、何が現実的で何が重要かという自分の感覚を満たすときだけ受け入れることが求められます。神智学は、信条ではなく生命を見る方法です。 現代の神智学は、私たちの考察の助けとなるような考えを提示します。多くの神智学徒は、こうした考えを固定観念としてではなく、この世界を説明する生命を見る方法として支持しています。

こうした神智学の考えには、以下のような考えがあります。



生まれ変わり(転生)

カルマ、因果応報の法則(あるいはモラルの正義)、

物質的なものを超えた経験の世界の存在

すべてのことがらにおける生命と意識の存在

物質的なことがらと同様な霊と知性の進化、

進化において、我々が意識的に参加することの可能性、

人間の自己とその環境に影響する考えの力

自由意志と自己責任における現実性、

愛他主義の義務、他の人の幸福への関心、

人間性、社会および生命の究極の完成







問 「神智学徒はどういう生活習慣を実践しているのですか?」


神智協会の全会員は、どのような生活の慣習と方法が自分達に適切かどうか決めます。しかし、多くの神智学徒が、先の項目で挙げられたような神智学の考えによって教えられている食事摂取法をしています。 神智学徒は、自らの内に洞察を獲得するためにそして人類への奉仕として、規則正しく時間どおりに瞑想します。神智学徒は菜食主義者で、動物の毛皮や皮膚からできた衣服はなるべく着用しません。

神智学徒はアルコールや麻薬を摂取しません。(医師の指示のあるものは別です) 神智学徒は、公正で正しい処遇のためにすべての人間の権利を支持します。したがってしたがって女性と少数民族の権利の支持者です。

神智学徒は、文化の違いを尊重し、知的自由を支援します。神智学徒は、どんな見解をも受理したりまた理性と道徳の自らの内的感覚に訴えることのない慣習をすべて受け入れるようなことを強要されることはありません。





問 「神智学協会の集いでは、どういうことをするのですか。」


神智学協会の集いは、対話が続く話またはある神智学の話題に関する研究から基本的に成り立っています。 神智学協会の集いは、簡潔な黙想あるいは短い文の唱和によって開かれ閉じられることがあるかもしれませんが、神智学は高度に発展した儀式を持っていません。また、世界のある国のあるいくつかのグループでは、新しい会員の歓迎のために単純な式を行うこともあります。



神智学には、特に威厳のある象徴(シンボル)や聖像(イコン)はありません。しかし二重に組み合わせられた三角形とアンク十字(エジプトの生命の象徴)のように、世界の宗教の教えからの様々な象徴(シンボル)は尊敬されます。 神智学協会の集いでは民主的に選ばれた進行役以外に、聖職者やリーダーはいません。






問「神智学学徒はキリスト教会と宗教をどのように見ますか?」

神智学は、私たちのまわりの宇宙へ、およびある最終の地面へ、宗教がすべて互いに関係のある人間性の努力の表現であると考えます。神智学は、すべての宗教は 一つのものを他のものや自らをとりまく宇宙や存在の究極的な根底へ結びつけるための人類の努力の表現であると考えます。


個々の宗教は、それらはその時代、場所、文化および必要性に適応されたその努力の表現であるので、個々のの宗教は互いに異なります。神智学は、究極的な価値に関係する人類の努力に関係しているということで、宗教的なものですが、神智学それ自体は宗教ではありません。個人としての神智学徒は、様々な世界の宗教、キリスト教徒、ユダヤ教徒、イスラム教徒、ゾロアスター教徒、ヒンズー教徒、仏教徒です。またある神智学徒はどの宗教にも入っていません。神智学協会自体は、人間は信仰の背景がどれほど多種多様でも交流し、協力することができるという信念の表現です。







問「現代への神智学のメッセージはどういうものですか。」


人類が直面している戦争、人口過剰、開発、偏見、圧迫、貪欲、憎悪といった問題は、まさに病気の徴候です。私たちはその病気の徴候を扱う必要があります。しかし、疾病を直すために、私たちは病気の原因を除去する必要があります。 疾病の原因は、私たちは自らの幸せは普遍的な善を犠牲にして達成することができる単なる他の存在と無関係で独立した存在である という真理の無知です。その病気の治療法は、私たちはすべて互いに一つであり、また宇宙のすべての生命と一つであるという認識です。

人間を分割する表面的な文化的違いと遺伝的違いにもかかわらず、私たちはとても、肉体的にも、心理学的にも、知的にも、霊的にも、同質性があります。生物学上では、私たちは小さな地域的な多様性がある単一の人間の遺伝子の蓄積場です。


心理学的に、私たちは、同じ様式で楽しみと痛みに反応します。知的に、私たちは、宇宙における私たちの地位について同じ好奇心を持っていますし、また真理を発見する同じ力を持っています。霊的に、私たちは共通の起源と共通の運命を持っています。

私たちは、この惑星地球からすべての考えられる方向の宇宙の最も遠い範囲へ広がっていく存在の全体性の重要な部分です。私たちが、他のすべての人間やほかのすべての生命や宇宙の最も遠い範囲のこととの完全な関係を理解する時、私たちは、私たち自身を傷つけるか自ら助けることをしないと、ほかのものを傷つけるのも、助けることもできないことを理解するでしょう。私たちはすべてひとつです。

こうしたことを知ることは、身体において健康で、心のことがらにおいてすべて順調で、霊において神聖であることです。

その理想は、アニー・ベサント、神智学協会第二代会長によって書かれた「宇宙万有の祈り」として知られている次の言葉で表現されています。



宇宙万有の祈り

おお,秘められし生命よ,すべての原子の内にて振動し給う

おお,秘められし光よ,生きとし生けるものの内にて輝き給う

おお,秘められし愛よ,万有を一つに抱擁し給う

御身と一体なるを感ずる者一人一人に,己れもまた,他の者すべてと一体なるを,知らしめ給え。